「怪獣8号 THE GAME」ついに配信開始——主人公役・福西勝也が語る、原作やアニメとは異なるゲームならではの魅力:「『怪獣8号』はメディアミックスの理想形」

 100万件を超える事前登録を達成した「怪獣8号 THE GAME」がついにリリースされた。7月19日より放送が始まったアニメ第2期も、SNS上で「戦闘シーンのカメラワークが神」「怪獣の動きや街の崩壊描写など、とにかくアニメーションがすごい」と大きな話題を呼んでおり、「怪獣8号 THE GAME」への期待感は最高潮に達している。アニメに続き、ゲームにおいても主人公・日比野カフカを演じるのは声優・福西勝也。自身も「怪獣8号」の大ファンである福西と共に、ゲームの大きな見どころを深掘りしていく。

■贖罪の旅を歩むカフカに共鳴するファン——福西勝也が語るアニメ人気の高まり「カフカを演じることは声優人生最大の栄誉」

アニメ「怪獣8号」第2期は、7月19日より世界同時配信がスタートし、各国のSNSで熱い反響を呼んでいる。第1期に続くグローバルな成功に加え、アニメならではの没入感ある演出、そして従来のバトルヒーロー像とは一線を画す“人間味に溢れた主人公”日比野カフカの存在が、多くの視聴者を魅了している。声優・福西勝也は、この人生を変える出会いをこう振り返る。

「カフカと出会って、自分の声優人生を信じられるようになりました。
この作品は、私にとって初めてのアニメ主演作です。年月が経つにつれ、少年漫画の主人公を演じる夢は叶わないかもしれないと感じ始めていました。そんな時、何度倒れても立ち上がり挑戦をやめないカフカに、私自身も何度も救われました。多くの人を勇気づけるであろう彼を演じられたことは、声優として最大の誇りです。」

第2期では、カフカは防衛隊に正式に「怪獣兵器・怪獣8号」として運用されることになる。大きな転換点を迎えつつも、彼の少し不器用な愛嬌や仲間を守るための揺るぎない覚悟は変わらない。第2期の幕開けと共にSNSでは「正体が怪獣8号と分かっても信じてくれる仲間たちに涙した」「彼の努力が報われて本当に嬉しい」といった感動的な声があふれ、ファンの安堵と共感を呼んでいる。

福西は、そんなカフカの多層的な人間性を「素直」という一言で表現する。
「彼は常に心のままに行動し、感情を真っ直ぐに口にします。ただ、それを表現するのは声だけでは不十分です。収録ごとに、カフカの動きや表情と呼吸、声をどう合わせるかを綿密に計画しました。第1期第1話を収録した後、原作者の松本直也先生から『あなたはカフカだった』とメッセージをいただきました。その言葉が、彼を演じ続ける上で最大の励みになっています。」

「怪獣8号」は第1期からバトルシーンの完成度で高い評価を受けてきたが、第2期でもダイナミックなカメラワークと圧倒的なテンポで魅せる。爆発音や怪獣の咆哮などの効果音、そしてカフカが怪獣8号に変身する際の演出は、迫力ある音楽と相まって視聴者を圧倒し、「鳥肌が立った」「このシーンだけでもアニメ化の価値がある」といった声を生んでいる。

福西自身、出演以前から原作漫画の熱心なファンだった。だからこそ彼はこう語る。「『怪獣8号』はメディアミックスの理想形です。」
「『怪獣8号』は一言では表せない多面的な魅力に溢れています。だからこそ、それぞれの媒体が持つ強みを活かすメディアミックスは非常に意味がある。漫画はキャラクターの内面を深く掘り下げ、アニメはバトルを映像的にダイナミックに描き出す。そして今回のゲームは、それらとはまた異なる形で『怪獣8号』の世界に没入できると確信しています。」

■「世界観のシームレスさがすごい」——オリジナルキャラ・篠ノ宮サガンが登場、新ストーリー展開へ

4月のティザートレーラー公開以来、「怪獣8号 THE GAME」は話題が尽きなかった。特にハイエンドな3Dグラフィックと迫力のバトル演出に期待が寄せられ、「まるで本当に怪獣と戦っているみたい」「必殺技演出はアニメとは違う迫力があって最高!」といった声が相次いだ。そして今、ついにダウンロードが可能となった。

一足早くプレイした福西の第一印象は——
「何よりもまず、開発者の皆さんが『怪獣8号』を心から愛しているのが伝わってきました。原作やアニメに登場したデザインやロゴがゲームにも引き継がれていて、シリーズ全体の一貫性が本当に素晴らしい。コマンド式のターン制バトルシステムも、プレイヤーが怪獣を倒す爽快感を最高の演出で味わえるよう工夫されていると感じました。」

「アニメと違ってゲームには時間的な制約がないので、防衛隊メンバーの新たな一面をフルボイスで楽しめるのがファンとしても楽しみです。特に気になるのはゲームオリジナルキャラクター・篠ノ宮サガン。『篠ノ宮』という姓を持つ彼とカフカの関わりがどう描かれるのか、今から楽しみで仕方がありません。このゲームを出発点に、『怪獣8号』の世界がさらに広がっていくのを期待しています!」

「怪獣8号」原作漫画は、7月18日に約5年にわたる連載を完結。翌19日にはアニメ第2期が放送開始され、長年の読者の感慨と共に、今後の展開への期待がSNSを中心に盛り上がり、トレンド入りを果たした。その中心にいる福西は、この経験を役者として「最高の栄誉」と語る。

「ベテランの声優さんたちはよく『作品が終わっても役は自分の中に残り続ける』と言います。その意味が、カフカと出会って初めて分かりました。今の時代、ひとつの物語を多角的に味わえる豊かな体験は本当に貴重です。『怪獣8号』のような作品に関わることができたのは、何にも代えがたい特別な経験でした。カフカから学んだ“泥臭くても諦めない心”を、これからも声優人生に刻み続けたいと思います。ぜひ、漫画・アニメ・そしてゲームへと広がる『怪獣8号』の世界を楽しんでいただきたいです。」

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