開封レビュー:加藤恵 1/7スケールフィギュア(マックスファクトリー)

 この箱はしばらく作業机の横に置きっぱなしになっていて、ようやく開封する時間ができました。実は、すぐ隣にはまだ未開封のフィギュアが7箱ほど積んであるので、今後数週間は開封記事が続くと思います。

事前に、この加藤恵のフィギュアは組み立てが大変だと警告されていました。実際、それを教えてくれた人は猫耳カチューシャを壊してしまったそうです。その話を聞いていたので、私は一つ一つの工程を特に慎重に進めました。フィギュアの中には、開封してそのまま飾れるもの(例えば、以前レビューした別の恵のフィギュア)もあれば、このように多くのアクセサリーを取り付けなければならないものもあります。

箱について

私は基本的に箱にこだわりはありません。すべて開封してしまいますし、売却することもほとんどないからです。ただ、この箱は正面に大きなウィンドウがあり、左側にはフィギュアの写真、上部と右側にも小さなウィンドウがあります。背面はフィギュアの様々なアングルの写真が載っていて、とても良い仕上がりです。画像をぜひご覧ください。

開封

箱を開けると、たくさんの付属品が目に入ります。この段階で注意が必要です。私自身、別々のパーツだと思って無理に外そうとし、実際には繋がっていたものを壊しかけました。内容物は、台座と本体、台本、眼鏡と一体化した猫耳カチューシャ、インク瓶と一緒になったヒロインのスケッチ、バッグと繋がったスケッチブック、そして本体を支えるための金属製の支柱です。説明書も取り出しておきましょう。組み立ての際には必須です。

頭部は外せるようになっていて、首に巻かれた保護フィルムを外せます。私はこれを見落として撮影を始めてしまい、写真を撮り直す羽目になりました。


組み立て

台座はシンプルで、白地に模様が印刷されているだけです。中央には金属支柱を差し込む穴が1つあります。

冒頭でも触れましたが、このフィギュアの組み立ては本当に大変です。付属品の一つ一つが非常に繊細で壊れやすい印象です。説明書を参考にしつつ、以下の手順で進めましょう。

  1. 金属支柱の取り付け

    右足の裏に支柱を差し込みます。角度を合わせて、抵抗なく奥まで差し込むことが重要です。強く押し込みすぎると他の突起部分を傷める可能性があるので注意。差し込んだら、もう一方を台座の穴にしっかり固定します。

  2. 眼鏡の取り付け

    髪の毛には眼鏡用の穴が2つあり、そこにピンを差し込みます。少し曲げながら慎重にはめ込みましょう。

  3. スケッチとインク瓶

    赤いスケッチブックのくぼみに取り付けます。

  4. 台本の取り付け

    アニメを観ている人なら分かる「台本」です。これは最も簡単で、ジャージの端にある穴に差し込むだけです。

  5. スケッチブックの取り付け

    左足の靴に取り付けます。

これで完成です。もし破損なく組み立てられたなら、自分を褒めて一安心して良いでしょう。

レビュー

マックスファクトリーは高品質なフィギュアメーカーとして知られていますが、この加藤恵もまさに完璧と言えます。欠点を探そうとしましたが、ほとんど見つかりませんでした。

唯一の難点は、付属品が多く壊れやすい点です。少し力を入れただけで破損するという話も耳にします。以前組み立てた英梨々のフィギュアではここまで苦労しませんでした。

もう一つは不安定さです。今は机の上に置いていますが、タイピングの振動で揺れるのが気になります。もちろんキャビネットに収納すれば問題ないでしょうが、長期間経った後に影響が出ないかは不明です。金属支柱がしっかり支えてくれると思いますが、机や揺れやすい場所に飾るのはおすすめできません。


フィギュア全体の仕上がりは素晴らしく、アクセサリーの一つ一つまで丁寧に作られています。恵と倫也のスケッチや、彼女の性格を表す小物の数々が印象的です。

特に顔の表情は、恵らしい控えめで可愛らしい雰囲気をしっかり再現しています。ただ、髪の毛の色味は少し残念でした。これまでのフィギュアでは紫がかった毛先が多かったのですが、今回は単に明るめの茶色になっていました。水着版(グッドスマイルカンパニー製)と比べると差がわかります。

さらに面白いのは、このフィギュアには恵自身だけでなく、他のキャラクターを象徴するアイテムも含まれている点です。英梨々のスケッチやトモヤとのイラスト、詩羽の台本、英梨々のジャージなどです。そのほかにも、インク瓶、うさぎスリッパ、ベレー帽、眼鏡、猫耳カチューシャ、スケッチブック、スクールバッグ、カジュアルバッグ、携帯電話、音楽プレーヤー、ペンやイヤホンまで盛り込まれています。

塗装と造形はまさに完璧。粗い部分やはみ出した塗装は一切なく、細部まで丁寧に仕上げられています。スケッチには細かい線画が施され、台本には読めないほど小さな文字まで描かれています。日本語は読めませんが、そのこだわりには感服しました。

ぜひ以下の写真で細部をご覧ください。


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